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「この塾をどんな人に勧める?」→生徒の答え

先日、少し答えに困る質問がありました。それは、当ホームページの編集をしてくださっている方に、「ホームページの集客力を上げるので、塾のターゲットの中でも、特にどんな層を狙っているのか教えてください。」という質問でした。当塾としては、見つけてくださった全員(気持ちとしては日本全国どこからでも)に来てもらいたいと思っていますので、それを絞れと言われると「んー、小学生から高校生全員なので、特にはないです。」という答えになってしまい、今度はこちらが編集の方を困らせてしまいました。編集の方から「例えば、上位校を狙っている生徒とか、中堅校を狙っている生徒とか、推薦を狙っている生徒とか、成績が上位とか真ん中とか下の方とか、何でもいいんですけど、どこかに絞ってみませんか。」と提案されましたが、個別に授業を組み立てますので、順位が何位だろうと、志望校がどこだろうと、何年生だろうと入塾してもらっていますので、そういった区切り方は難しく、馴染みませんので、お互いに困ってしまいました。

そこで、「それなら、実際に通ってくれている生徒たちに聞いてみよう!」と思い立ち、生徒たちにインタビューをしてみました。その答えが以下です。

  • 勉強のやり方が分からない人
  • 家だと何をして良いか分からない人
  • 成績が伸びない人
  • テストで点が取れない人
  • どの塾が合うか分からない人
  • 塾選びに迷ってしまっちゃっている人
  • 少人数でやりたい人
  • 一斉授業だとついていけない(おいていかれる)人
  • 一斉授業だと質問できない人
  • 分からないところを直ぐに解決しないと気がすまない人
  • とにかく自分のペースでやりたい人

この中で一番多かったのが、上2つの「勉強の仕方が分からない人」「家だと何をして良いか分からない人」でした。この2つは入塾の面接の時によく挙がる声なので、やっぱりそうだったんだなーという感じでした。ついでに「で、塾に来て分かった?」と、聞いてみたところ

「はい、前はやろうと思っても、正直全然何やっていいか分からなくて、結局何もやらなかったんですけど、塾に来てから、家でやることも分かったし、分からなかったら聞けばいいし、家でできなかったら(塾に)自習に来ればいいし、何だかできるようになりました。

のような答えが多く返ってきました。一人ひとり、教科や解く問題の難易度は違いますが、それぞれに合ったやり方で、一緒に取り組んできたので、本人たちの口から「できるようになりました。」と、言ってもらえたのは嬉しく思いましたし、ホッと安堵しました。やることや勉強の仕方が分かり、自分で勉強できるようになると、テストの点も成績も自然と上がってきますし、実際に、ほとんどの生徒が上がります。もちろん、反抗期などで全く勉強が手につかない時期もあり、大きく下げてしまうこともありますが、それは寧ろ成長の一過程ですので、保護者の方と一緒に見守ります。そして、それを抜けるとそれまでの落ち込みを取り戻して、さらに伸びていく生徒がほとんどです。

保護者の方にとっては、当塾のような個別スタイルの学習塾は、一斉形式の学習塾に比べて費用面での負担が大きくなってしまいがちです。当塾も決して安くない授業料を頂いております。お預かりしているお子様には、目の前にいるので、授業中や自習の時など、いろいろなことを伝えられるのですが、保護者の方に直接何かを得てもらうことは難しいですので、お子様の成長と変化をお返ししなければと思いやってきました。今回のホームページの編集の方からの質問は、その変化を感じ取らせてもらえる良い機会となりました。

これからも、学習面の成長と変化、そして人間的な成長をしていけるような環境づくりを頑張っていきたいと思います。