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速報!愛知県公立高校の選抜決定方式について(三河学区)

6月の中旬から下旬にかけて、令和5年度の愛知県公立高校の一般選抜における面接の有無と各高等学校の校内順位の決定方式の一覧表が、各中学校で配布されました。
先日もブログでお知らせしましたが、全日制課程一般選抜における校内順位の決定方式は、以下のⅠ~Ⅴのいずれかの方式によって得られた数値を基礎資料としたうえで、総合的に行われます。

Ⅰ:(評定得点)+(学力検査合計得点)
Ⅱ:{(評定得点)× 1.5 }+(学力検査合計得点)
Ⅲ:(評定得点)+{(学力検査合計得点)× 1.5 }
Ⅳ:{(評定得点)× 2 }+(学力検査合計得点)
Ⅴ:(評定得点)+{(学力検査合計得点)× 2 }

自分の志望校がⅠ~Ⅴのどのタイプか確認して、夏休みに効率よく勉強しましょう。

Ⅰ:均等(当日点110点、内申点90点)
・豊橋西高校(総合)
・豊橋南高校(生活デザイン)
・蒲郡高校(総合)
・蒲郡東高校(普通)
・御津高校(新学科)
・成章高校(普通、総合ビジネス、生活文化)

Ⅱ:内申点1.5倍(当日点110点、内申点135点)
・豊橋商業高校(商業)
・国府高校(総合ビジネス)

Ⅲ:当日点1.5倍(当日点165点、内申点90点)
・小坂井高校(普通)
・豊橋南高校(普通)
・豊丘高校(生活文化)

Ⅳ:内申点2倍(当日点110点、内申点180点)
・豊橋工科高校
・豊川工科高校
・三谷水産高校

Ⅴ:当日点2倍(当日点220点、内申点90点)
・岡崎高校(普通)
・時習館高校(普通)
・豊橋東高校(普通)
・豊丘高校(普通)
・国府高校(普通)

三河学区の普通科合計38校のうち新しい選抜方式を選択した学校は13校(Ⅳ型1校、Ⅴ型12校)です。面接に関しては各高校によって対応が違いますが、普通科に関しては31校(81.6%)が実施しないと発表されました。
いわゆる進学校である時習館、豊橋東、豊丘、国府の普通科は当日の学力検査合計点数を重視するⅤ型の方式(面接なし)を採用することが発表されています。Ⅴ型の方式は、出身中学(出身地域)の違いによって異なる内申点の基準から不公平感が生まれやすい評点得点より、同じ条件で試される学力検査の比重を2倍に高めて評価します。内申点は少し足りないけれど実力テストでは結果を残すことのできる、学力のある生徒にとっては、上位校を狙うチャンスが広がる変更となるのではないでしょうか。継続される公立2校選択で一校は安全校に、もう一校はレベルの高い高校に挑戦する生徒も増えるのではと予想されます。

一方で、豊橋工科、豊川工科はⅣ型(内申点2倍)で、内申点が今まで以上に重要となります。夏休みが明けて2ヶ月半もすれば、2学期期末試験です。内申点がボーダーに届いていない人は、夏休みも含めて計画的に勉強し、内申点を上げなければ、合格が厳しくなります。

その他の変更点として、私立高校も含めて入試日程の前倒しや、今までと同様に公立に2校出願ができますが、学力検査は第一志望校で受験する1回のみとなるなど、大きな変更点があります。スケジュール面で長期間ストレスにさらされるという負担はだいぶ緩和されますが、逆に失敗ができないという精神的なプレッシャーを感じる生徒も多いかもしれません。

学力検査の形式も今までの記述式からマークシート方式へと変更されます。中学校のほとんどが定期テストでは記述形式で行われていますから、本番までに慣れておく必要があります。マークシートによって問題の難易度が下がるわけではありません。時間内に正確にマークシートの解答欄を埋めておくための練習をしっかり重ねておくことが大事です。
いくら入試の選抜決定方法について変更があったとしても基礎の勉強を積み重ね、十分に理解を深めていくことが重要であることには変わりありません。そして、志望校の選抜決定における評定得点の比重が変わっても、内申点を1つでも高いことがアドバンテージになることも忘れてはなりません。夏休みを使って、基礎学力をつけること、2学期以降の定期テストや提出物も丁寧に取り組んでいくことが合格への第一歩となります。

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