【講師リレー】定期テストや入試の直前に慌てないための日々の勉強法(井上先生)
皆さんこんにちは。良知塾講師の井上です。
2023年も終わり、受験生の皆さんはいよいよ本番が近づいてきました。1,2年生の皆さんも、3学期で1年間の良い締めくくりができるように、頑張っていることと思います。
そんな皆さんに、受験やテストに向けた勉強をする際の考え方や、勉強方法について、私自身が中学生の時から意識していることをいくつかお伝えしようと思います。
〇毎日の勉強について
皆さんは、テスト勉強を始める日を前もって決めたことはありますか。「決めたその日になってからスイッチを入れて勉強する!」というメリハリは大事です。ただ、私はテストを意識した勉強を普段の授業や家庭学習からすべきだと考えています。とは言っても、普段から毎日何時間もワークを解いたり、単語練習をしたりする、という意味ではありません。では、何をするのかというと、授業を受けながらも「苦手探し」をするということです。
英語で難しいと思った単語をノートの端に書いておいたり、数学でいつも同じ間違いをしてしまう要注意問題に印をつけたりすると、テスト週間を迎えたときに、それが大きな差となっています。また、私が担当している生徒から、テストのたびに「テスト範囲が広すぎる!」という声をよく聞きます。そんな時でも、苦手なところをキチンと把握していれば、自然と自分の苦手が炙り出されるので、テスト勉強をしやすくなります。
〇テスト週間を迎えてからの勉強について
テスト週間中に是非してもらいたいのは「テス勉ノートを作る」ということです。私はテスト週間には必ず、テスト勉強専用ノートを作り、先ほど述べたような授業で見つけた自分の弱点を中心にまとめていました。理科の実験の図を写したり、歴史の年表を作ったり、覚えられない英単語や漢字は覚えるまで何度も書いたりしていました。またそのノートを使って友人と問題を出しあったりして弱点を少しずつ減らしていくように勉強をしていました。
この勉強法のおすすめポイントは三つあります。
① 実際に自分の手を動かすことで頭に入りやすい!
自分で描いた図は後で思い出しやすいと思っています。さらに自分で書きこむことでより詳しい表や図を作ることができます。
② 苦手なところがまとめられていてテスト直前に見返しやすい!
直前に教科書を全部見直す時間はないので要点をまとめたノートはとても役に立ちます。
③ テスト本番で緊張に負けないためのお守りになる!
このノートは自分の努力の証です。本番で100%の力を出すための支えになります。
特に、3つ目のポイントは受験生におすすめしたい点です。入試本番、きっと会場では周りの受験生全員がとても賢く見えます。私もそうでした。そのせいで自信を無くして本領発揮ができなければとても悔しい思いをします。そんな時にこのノートのようなお守りは、自分が努力してきたことを思い出させてくれるお守りになります。ノートじゃなくても、単語帳だったり、受験勉強をしてきたシャーペンだったり、何か持っておくことをおすすめします。
今回は私自身が意識していた授業の受け方、テスト勉強の仕方についてお話ししました。3学期に向けて、入試に向けて、ぜひ試してみてください。