【講師リレー】英語への苦手意識を変えた2つの方法(長神先生)
みなさん、こんにちは。講師の長神です。
みなさんは英語が得意でしょうか。私はもともと、中学・高校の学生時代は英語が苦手でした。中学1年生で文法が一切わからず壁にぶちあたり、be動詞をマスターしたのは中学1年生の後半だったと思います。中学3年生では受験対策として長文問題が出てきて、全く読めませんでした。高校1・2年生はそもそも授業についていけなかったため、テストの成績も悪かったです。高校3年生になって模試を受けたときも200点満点中30点でした。しかし、大学受験のときには1番2番を争う得意科目になりました。そんな私が実践して効果のあった中学でも高校でも英会話でも基本となる英語勉強方法をお伝えします。
1つ目は「英単語を覚えること」です。
1番単純な反面、1番時間がかかり、根気が必要なことです。しかし、英語を学習するうえでの重要度を並べると、「単語→熟語→文法」の順番だと考えます。もし、英単語を覚えていなかったら、自分のわからない英単語の部分が黒塗りにされていて、英単語がわかる人たちとは別の難しい問題用紙が配られていることと同じになります。そのため、完璧に英単語を覚えておくことが必要ですし、長文問題も英単語さえわかれば文法がわからなくても読めてしまうことも多くあります。
では、「英単語を覚える」とはどの程度を指すのかというと、いつ確認しても英単語の意味などを迷いなく言えることです。例えば、「quit」は「静かに」なのか「やめる」なのか少しでも迷ううちは覚えたとは言えません。無数の英単語があるなかでこの状態になるにはかなり時間が必要です。私は1年間、移動中などのスキマ時間に英単語・熟語をやりこみ、入試間近には友達と喋っていて日本語よりも英単語が先に思い浮かぶくらいになりました。ここまでやらずとも、英単語を覚えることは英会話にも通ずる大切なことです。
2つ目は「スラッシュをいれること」です。
「/」を長文の中に入れていくことで、文章が劇的に読みやすくなります。いれる場所は基本的にinやtoなどの前置詞の前やカンマがある場所です。スラッシュを入れずに読むと1文が長いときに何を言っているのか途中でわからなくなり、全文を読み切ったときに自分の想像した間違った意味の文章になってしまっていたり、問題を回答するときにどこにその話が書いてあったか見つけられず、何度も読み直すことになってしまったりします。スラッシュをいれるメリットはこれらを防ぐことができ、かたまりごと読むことで長文をちょっとずつ素早く正確に読めることです。私もそうでしたが、長文の読み方は自分のやり方が決まってからだと、それが効率的でなくてもなかなか変えられません。そのため中学の教科書の本文を訳すときから意識して練習していけるといいと思います。
この2つが私の英語への苦手意識を変えた勉強方法です。また、これらは成績向上への基礎ともなります。ぜひ、参考にしてみてください。