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【高校生】大きく分かれる勉強法

大学進学を考えている高校生は、共通テストとその後の筆記試験を受けるのか、それとも指定校推薦で入試を受けるのかで、勉強の進め方が大きく違ってきます。

4年制の国公立大学を志望する場合や私立大学の一般入試を考えている場合は、ほとんどの人が共通テストと筆記試験を受験することになると思います。普通科高校(時習館高校、豊橋東高校、豊丘高校、国府高校、豊橋南高校、小坂井高校、桜丘高校(英数)など)の多くは、入学と同時に大学進学に向けて、授業が中学校の何倍も速く進みます。それに合わせて宿題も出ますし、テストの度に膨大な量の課題も出ます。それを熟(こな)すだけでも大変なのですが、欲を言うと、それ以上にもっと速く進めたいところです。高校入試は、周りのほとんどが同じ豊橋の中学生で、中学校の内申点も入試に大きく影響がありましたが、大学入試は、日本全国のいろいろな人が競争相手になり、内申点の影響はほとんどなく、入学試験の点数で合否が決まります。もちろん中高一貫校の生徒とも競争することになります。中高一貫校の場合、カリキュラムを6年間で組むことができるため、公立中学から公立高校に進学する生徒が、高校生になってから習うことを中学生のうちに習うことが一般的です。中学受験をしている段階で、同じ12才の子たちよりも知識が多く、問題慣れしている状態で、更に中学で高校の内容にも触れていきます。つまり、高校入学の時点で、差がついてしまっている状態なのです。ですので、目標が高くなればなるほど、学校の授業を大切にしつつも、高校3年生の春には、入試のための対策に取り掛かりたいところです。

一方、指定校推薦による進学を目指す場合には、内申点と毎回のテストの順位がとても大切になります。更には、部活動や課外活動への取り組みも大切になります。高校側も「この生徒は優秀ですので、貴校(大学)に是非とも入れてください。」と胸を張って言える生徒を推薦するわけですから、勉強面も部活動や課外活動の面でもしっかりと取り組むことを求めています。実際に、高校の学内基準によって、成績や部活動等の実績の優秀者から順に推薦枠が割り当てられていきます。しかも、中学校とは異なり、高校3年間分の成績と実績で評価されますので、「3年生になってから頑張ればいいや。」というのは、通じません。1年生の最初から、授業に積極的に参加したり課題を遅れずに提出したりすることはもちろんのことで、その上で、毎回の定期テストで結果を残せるよう頑張る必要があります。

当塾には、一般入試による進学志望の生徒も、指定校推薦による進学志望の生徒も在籍しておりますので、本人の意向に合わせて、大学入試を見据えてどんどん進める場合と、学校の定期テストを重視して、学校の進度に合わせて進める場合との二通りでカリキュラムを組んでいます。教材は、中学校までとは異なり、どちらの進め方でも基本的には高校で使っている教科書と問題集を中心に進めます。学校の問題集では、不足感がある場合には、一般書店に大手予備校から出版されている良書がたくさんありますので、そういった問題集を併用して進めていきます。

高校”合格”は、一つのゴールですが、高校”入学”はスタートです。自分で考えて、自分で決めて、自分で計画して、ちゃんと実行して、反省もして、また考えてを繰り返しながら大きく成長できるよう、良いスタートを切ってもらいたいなと思っています。