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【講師リレー】なぜ勉強するのか?(小久保先生)

こんにちは講師の小久保です。

今回私は勉強をする意味に関してお話したいと思います。

「なんで勉強するんですか?」という素朴な疑問が頭に浮かんだことがある人は多いかと思います。私も同じ疑問を抱いたことがあります。

この疑問に対して私なりの解答をしたいと思います。

まず今あなたに夢はありますか。どんな夢でも構いません。「お医者さんになりたい」や「学校の先生になりたい」といった職業や、「大きなおうちに住みたい」や「海外旅行に行ってみたい」といった夢でも構いません。

では、この夢をどう叶えるにはどうしたら良いでしょうか。お医者さんになりたい人は大学で医学部に入り、国家試験を受け、医師免許を取らなければ、お医者さんにはなれません。大きなおうちに住みたい人は、一般的には、頑張って仕事をして、お金を稼いで、住みたい家を買うと思います。

この夢を叶えるためには、ゴールを明確にすることと、そのゴールまでの道筋をしっかりと計画し、実行することが大切になります。まだ社会に出ていない皆さんが、この夢の叶え方を実際にやってみれることの1つが勉強だと、私は思います。

例えば、「次の国語のテストで前回よりも順位を10位上げる」というゴールを決めたとします。このゴールにたどり着くために、テストまで「苦手な漢字の書き取りを毎日1ページする」と計画を立てたとします。これを実際にテストまで毎日続け、テストを受けます。もしも結果として、漢字を頑張った分、点数が上がり、順位も10位上がると達成したことになります。もしも達成できなかった場合は、更に漢字の練習を頑張れば良いのか、それとも読解問題や文法問題の勉強にも力を入れなければならないのかといった、改善点がハッキリするはずです。そして、試行錯誤を繰り返しながらテスト勉強を続けることで、ゴールに到達できます。こうやって実際にゴールに到達できたということは、夢を叶えるための「ゴールの明確化」と「その計画の実行」をやり切れたということです。このように勉強を頑張ることで、将来、明確な夢ができたとき、それを実現する力もつくのではないでしょうか。

時々、生徒から「因数分解って将来使いますか?勉強する意味ありますか?」という質問をされます。これに対して、私は「将来使うことはないかもしれないけど、因数分解を解けるようになっていくプロセスは大切だよ。」と、答えます。それは、前述のように自分の望む結果を実現する力をつけることになるからです。

夢がある人はそれを叶えるための練習だと思い、勉強を頑張ってみましょう。