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【講師リレー】社会科への興味の持ち方(長神先生)

みなさん、こんにちは。講師の長神です。
 今回は私が社会科への興味の持ち方や勉強するときに意識してきたポイントを歴史分野、地理分野、公民分野に分けてお伝えします。

 はじめに、歴史分野についてです。歴史はまず時代の流れを捉えることが重要です。中学の教科書は日本史→世界史の繰り返しで年代もバラバラです。そのため「日本でこの事件が起こっていた時世界では何が起こっていましたか?」や「次の4つの事柄を年代順に並べなさい」といった問題はかなり解きにくいです。そこで、単元ごとでいいので時代の流れを年表などを使って一回一回確認することがお奨めです。また、教科書の右端などに重要な出来事を年代順に並べてくれている表もあるので、その表を意識的に確認し、ノートに自分の手で写すと良いでしょう。

 次に、地理分野についてです。地理は出てきた単語を暗記しようとすると、苦手意識が生まれやすいです。そのため、雨温図や鉱産資源の場所、農業の盛んな地域、工業の盛んな地域など、特徴ごとに地図で場所を確認し、整理するとスッキリして分かりやすいです。語句だけ覚えていても場所などとの結びつきがないとその場限りの暗記になってしまいます。例えば、オーストラリアで資源が取れる場所を何が取れるかも含め自分で地図に書き込みます。これは既に教科書や資料集にまとめてあるかもしれませんが自分で書くことによってより頭に入りやすくなり、より興味を持って勉強を進められます。

 最後に公民分野についてです。公民は3分野の中だと1番身の回りにある分野だと思います。まずはニュースや新聞でどんなことでもいいので自分が気になるものを見てみるだけでいいと思います。私はそこで社会科に興味を持ちました。小学生の時には毎日1つ興味のある新聞記事を選び、300〜500字ほどの感想を書いていました。選ぶ記事も明るい話から暗い話まで多岐に渡りました。中学の夏休みにはひとつの大きなテーマを決め、大きな模造紙にテーマに合う記事を貼り、作品として作ったりもしました。新聞の内容は様々なので、私はこれらの経験を通して社会科全般に興味を持つことができました。

授業で勉強する前に以上のようなことを行い、基礎知識として持っておくと授業の時には復習のようになり、抵抗が少なくなると思います。

社会科は入り方が大事だと私は思います。勉強から入るのではなくて歴史マンガや映画、ドラマでも構いません。身近な題材から入ると興味を持ちやすくなるのではないかなと思います。ぜひ参考にしてみて下さい。