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ネイティブの先生との英語の授業風景と感想

先週の木曜日(2/25)からALTの先生の授業が始まりました。

木曜日は男性の先生で、金曜日は女性の先生でした。
どちらの先生も、とても熱心に教えてくださり、生徒からも「難しかったけど、分かりやすかった!」と好評でした。

こちらの写真は、1対2の授業で、生徒のうちの1人がワークの問題を解いたあとに、ALTの先生と発音練習をし、更に、単語を置き換えて練習しているところです。

実際に取り組んだ問題をひとつ挙げてみます。
『ベンもアンも2人ともカナダ出身です。』
 → [   ] Ben [   ] Ann are from Canada.
という問題で、答えは
[Both] Ben [and] Ann are from Canada. となります。
これまでは、このBoth A and B(AとBの両方とも)の形で答えられれば正解で、それで、次にいっていたのですが、今回は、ここから、読みの練習をし、更にBenとAnnを友達の名前に置き換えたり、Canadaの部分をToyohashiに変えてみたりするなど、その場で自分の身近なことにアレンジして言い換えました。(Both my friend and I are from Toyohashi. などです。)

後で生徒に感想を聞いてみたところ、「言い換えが難しかった」とのことでした。「I」や「my friend」など単独ではどうってことない語句でも、実際にアレンジしながら、言葉として口から出すとなると、やはり難しく感じたようです。これからどんどん慣れていって、色んな言い回しを身につけていくことになり、英会話の力もついてきますので、楽しみながら頑張ってほしいところです。

そして、次にこちらの写真です。

こちらは1対3の授業で、生徒のうちの1人が(中学校の)教科書の音読をしているところです。ALTの先生が横について読んでくれています。ちょうど、正しい発音になるように、読むポイントを説明してくれている瞬間です。
具体的には、「前の単語の語尾が子音で、次の単語の最初の文字が母音であれば、繋げて読むよ。」というのを、英語で説明してもらっているところです。
例えば、The boy was born in Oknawa. という文章であれば、日本語訛りの発音では「ザ ボーイ ワズ ボーン イン オキナワ」となるのですが、「born in」の部分は、bornの「n」とinの「i」がつながって「ボーニン」になるという感じです。これもカタカナで書いていますので、ALTの先生が発音してくれたものとはズレているのですが、こういったことをポイントとして説明してもらいながら、読みの練習をしました。ALTの先生の説明は英語ですので、途中で理解があやしいところは、日本語でフォローを入れつつ進めました。

単語だけであれば、聞き取れても、文章で繋げられると聞き取れないということはよくあります。それは、こういった繋がった時にどんな発音になっているのか知らないからです。「知っていれば聞き取れたのに。」ということがよくありますので、こうならないよう、ネイティブ発音を聞き、そして、真似しながら読んでいく中で身につけてもらえればと思います。

こちらも授業後に生徒に感想を聞いたところ、「いつもと全然違った!」とのことでした。いつもCDを聴きながらやっているのですが、そのCDから流れてくるお手本通りに読むのと、隣で発音をチェックしてもらいつつ、繋げるポイントを意識しながら読むのとでは、随分と違ったと思います。これから、どんどん発音が上達して、それに伴って、聞く力もどんどんついてくると思います。楽しみです!

その他にも、公立高校を受験する生徒が、目の前で入試形式のリスニング問題を読んでもらい、解く練習をしたのですが、生徒のレベルに合った速度で読んでもらいましたので、生徒本人も分かりやすかったと、とても嬉しそうでした。本番までに時間がもうほとんどないのですが、「ちゃんと聞けば分かる!」と、自信がついたようで、もっと読んでほしいと、自分からお願いしていました。ギリギリではありますが、入試前にこの感覚を持ってもらえて良かったと思っています。本番でどれだけ聞き取れるかは定かではありませんが、自信を持って臨むのと、諦めの心境で臨むのとでは、結果が違うはずですので、このまま自信を持って試験を受けられるよう、しっかりとサポートしていきます。