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うっかりミスで後悔しないための4つのポイント

定期テストや模試に臨むとき、これまで勉強をしてきた成果を100%出し切れていますか?注意していたら防げたはずのミスで点を落としていたら本当に悔しいですよね。式は導き出せたのに計算をうっかり間違えてしまった。問題文を読み違えることによって全然違うことを答えてしまった。マークシート用紙に解答を写すときに解答欄がずれて大量に点を落としてしまった。これが定期テストや受験本番ともなると確実に順位や内申点、最終的には合否にかかわるのですからしっかり対策をしなければなりません。誰しもが起こす可能性のあるうっかりミスですが、いくつかのポイントを押さえておけば随分と改善されていきます。まずは自分の傾向を確認して、どんなミスを起こしがちなのかを意識することが大切です。

 ・思い込みによるはやとちりで解答ミス

問題を最後まで読まずに、勝手な思い込みで答えて、不正解となる人がいます。特に、理科の実験の問題や、社会の歴史の問題は、問題文が長く、最後まで読まずに答えてしまう人がいます。このような間違えを減らすためにオススメなのが、テスト勉強の時に、「問題文を全てノートに写して、それから解く」というものです。問題文を単に読むことに比べて、写しながら読みますので、何度も読み返すことになり、1度読んでも理解しきれなかった問題の意味が段々と分かってきます。そうなってくると、文章の流れが把握できていますので、似たような問題が出題された時に、思い違いや読み違いをすることが減ります。そして、テストの時は、重要なポイントにアンダーラインを引いてみましょう。何を問われているのか頭の整理がつきやすく、見落としや勘違いをぐっと減らすことができます。

 ・時間が足りずに焦ることで生じるミス

テストには、当然ながら時間制限があります。そのため、時間が足りなくって、解ける問題に手がつかず、実力を発揮できなかったという人がいます。こういう人は、テスト勉強の時に、自分の解ける問題と解けない問題をしっかりと自覚しておくことが大切です。走る速さに個人差があるように、文章を読むスピードや計算速度にも個人差があります。そして、急には速くなりませんし、教科ごとの得意・不得意もありますので、全部を解こうとすると、どうしても時間が足りなくなってしまうことがあります。しかし、テスト前に「こういう問題はじっくり解こう」「こういう問題は、時間がなければ、やめておこう」と決めておけば、「始め」の合図と同時に、全体をみて、どの問題に時間をかけるか、早めに切り上げる問題をどの問題にするか、と、時間を自分のペースに合わせて配分できますし、更に「簡単に答えられるものから手を付け、時間のかかりそうなものを後にする」ということを意識すれば、焦ることはほとんど無くなります。難しい問題に予想外に時間をつかってしまい、時間配分が狂い、焦りにつながらないよう気をつけたいですね。

 ・解答欄がズレてしまうミス

共通テスト模試や私立高校の入試対策で、マークシートの記入欄がズレていて、びっくりするほど点が下がってしまう人がいます。マークシート方式の場合、自分の選んだ選択肢には、問題用紙側に必ず印(丸やチェック)をつけて、見直しの時に分かるようにすることが大切です。そして、欄が合っているかどうかの見直しは、少なくとも大問ごとに行うことが効果的です。これは、単にズレているかどうかのチェックだけでなく、「選んだ選択肢は本当にそれで良いのか」といった見直しと、「選んだ選択肢のとおりに、マークできているか(【例】アならアに、AならAにマークできているか。ウを選んだはずなのにアをマークしていたというミスは、よくあります。)」といった見直しの両方を同時にできるからです。

また、学校の定期テストのような記述式の場合においても、選択問題が多く、気づいたら記入欄がズレていたというケースもあります。この場合も対策は基本的に同じで、問題用紙の方に、自分の選んだ選択肢が分かるようにしておくことが大切で、大問ごとにチェックすることがポイントです。この「解答欄がズレる」というミスは、常日頃から、答えを解答欄に書くだけでなく、問題の方に自分の解答を残すよう心がけ、習慣化しておくことで、自然と防げるようになります。

 ・字が汚くて判別できない減点

解答欄の記入で読めないような文字を記入すれば減点は確実です。毎日の学習の中で、意識的に字を丁寧に書き、読み返す習慣をつけましょう。日々の積み重ねが差になるところです。また、字を丁寧に書くということは、減点を防ぐだけでなく、計算ミスを減らす効果もあります。余白で筆算をする場合、字が汚いと、あとで見直したときに自分自身が何を書いたのか分からなくなり、頭の整理ができませんし、計算ミスに気づきにくいです。反対に、字を丁寧に書き、イコールの位置を揃え、書き損じをきちんと消して、見やすく計算するということを意識することで、見た目にスッキリとし、計算しやすくなります。そのため、計算ミスがかなり減ります。字を丁寧に書くことは、テストに限らず、大人になってからも大切なことですので、今から心がけていきましょう。

 テストの開始直前には深呼吸して落ち着き、そしてテスト中は今までやってきたことを信じて、慌てず丁寧に、解いていくことで、うっかりミスはかなり減らせるはずです。悔しいミスをなくし、得点アップを目指しましょう。