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【講師リレー】末廣先生の勉強法

今月は末廣(スエヒロ)先生の勉強を紹介します。
是非参考にしてみてください

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みなさん、こんにちは。講師の末廣です。
今回は、私が今までの学習を通して、最も意識してきたことをお伝えいたします。

勉強を進めるにあたって
・課題に真剣に取り組む
・同じ参考書を繰り返し解く
など
手を動かして実力をつけることは言わずもがな大切なことですが、意識の持ち方で定着具合は大きく変わると思います。定着には、「理解」が重要ですので、どんなポイントを意識してきたか例を挙げてお伝えします。

数学は、公式の理解を深めることを大切にしていました。
公式は問題を解く際に必要な基礎の部分です。例えば、おうぎ形の面積の公式は
S=πr^2×a/360°(a:中心角)
ですが、これは円の面積(πr^2)の一周360°中の切り取った角度a分という考え方によって成り立っています。この公式を形のそのまま覚えるのと、成り立ちを覚えるのとでは、私は後者のほうが記憶に残りやすかったです。そして、応用問題こそ基礎知識が大事で、成り立ちを理解することは応用問題に対応する力にも繋がります。

次に英語です。中学生の頃の私は、単語や熟語は日本語とただ対応させる、トランプの真剣衰弱のようなイメージを持ってました。つづりと意味を線で結んでいる、そんな勉強法でした。そうすると、実際に問題を解いたときに、「この単語見たことあるけど意味が思い出せない」そんな状態に陥ってしまうことがよくありました。

実践で思い出すためには、その単語への知識量を増やす必要があると思います。例えば、
「impress」は「im(中へ)」+「press(押し出す)」
が成り立ちで、「相手の心の中へ自分を押し込む」、つまり、「印象づける」と読むことができます。このように覚えることは、「impress-印象づける」と一本の線で覚えるよりも私にとって効果的でした。この覚え方の良いところは、その単語を覚えられるというだけでなく、単語に対して知識を派生させることにより他の単語も覚えやすくなるという点です。この単語の場合、impressを覚えるだけでなく、「im」の反対の「ex(外へ)」で構成される「express」につながり、
「自分のうちに秘めてる感情を外に押し出す」=「表現する」
のように派生させて語彙を広げていくことができます。単語を覚えることが単純作業ではなく、理解に基づいたものになります。

ほかの教科においても同じように、「なぜそうなのか」を突き詰めると理由が見えてくると思いますし、学習したことを噛み砕いて吸収することにより自分の知識として定着します。「理解を深めること」が学習を進める上で重要なことであり、成績向上への近道です。参考にしてみてください。