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内申点アップの心得④ 将来、国公立大学を視野に内申点36以上を目指す方へ

4年制の国公立大学を目指すなら内申点36以上を目指そう

これまでに「内申点アップの心得② 公立高校の受験に向けて内申点27を目指す方へ」という記事と「内申点アップの心得③ 公立高校の受験で内申点32以上を目指す方へ」という記事をアップしました。まだ読まれていない方は、是非お読みください。内申点が段々と上がってくると卒業後の選択肢が増えます。色々と選ぶ中で、どこの高校を受験するか考えるときに、高校卒業後のことも考えて選ぶ人も多いと思います。

高校卒業後の進路を考えるときに、進学なのか就職なのか。進学と言っても、大学進学なのか、専門学校への進学なのかで違いがあります。今回は、その中でも「4年制の国公立大学」を目指す場合について書きたいと思います。

国公立大学への進学に必要なボーダーは内申点36!?

令和元年のデータ(文部科学省:学校基本統計)によると、18歳人口が約117万人で、そのうちの約13.2万人が4年制の国公立大学に進学しています。これは全体の約11.2%に相当します。この中には、スポーツ推薦をはじめとした各推薦入試の合格者を含みますので、全員がセンター試験(当時)と二次試験を受けたわけではありません。また、公立高校から有名私立大学を目指す子も多いですので、成績上位者の10%強が国公立大学に行くというわけでもありません。

とは言うものの、4年制の国公立大学はやはりそれなりの人気があり、入れるものなら入りたいと思っている人も多いと思います。そして、国公立大学に入学する多くの受験生は、共通テスト(旧センター試験)と二次試験を受けて入学します。

ここで注目してもらいたいのは、上述した「全体の約11.2%」という数字です。中学校の時点で、テストの成績が上位10%程度で、そのまま頑張ると国公立大学に合格できるくらいになれる(かもしれない)ということです。1学年200名だと、だいたい20番ぐらいです。教科ごとに点数や評価も異なるので、一概に言えませんが、これくらいの順位の場合はだいたい5段階の4がついている人が多い印象です。

昔の相対評価の時代は、上位7%が5と決まっていましたので、上位10%あたりの場合は4でしたが、いまは絶対評価のため、上位10%といっても5の人ももちろんいます。

内申点が36ぐらいになると、豊丘高校の普通科や国府高校が視野に入ってきます。小坂井高校や豊橋南高校とかけて受験する人も多いですので、将来、国公立大学も視野にいれいている場合は、内申点36以上をとっていきたいですね。

当塾でも、公立高校の普通科を目指している生徒で、36に届いていない生徒には、まずは36になるように指導しています。その中には、テストの点数だけでなく、提出物や授業を受けるときの姿勢も含まれます。もちろん、生徒によって維持する教科や上げる教科など違いますので、具体的なことは、個別に相談して一緒に考えて取り組んで行きます。

具体的な取り組み方法

ここまでは、日本全体の統計的な数字から、高校を選ぶときに卒業後の進路で国公立大学を視野に入れているなら、内申点36以上を目指したいと書きました。36というと平均で4ですから、どの教科も「みんなと同じくらい」というわけにはいきません。4を取るための目安は、「内申点アップの心得③ 公立高校の受験で内申点32以上を目指す方へ」でも書きましたが、再度、確認で書いておきます。

授業態度

・忘れ物をしない。(ゼロが望ましいです)
・発表のチャンスがあれば逃さない。(先生によっては、発表した回数だけでなく、手を挙げた回数も数えています)
・できるだけ質問や相談をする。質問は、分からないところだけでなく、曖昧なところや、自信のないところでも大丈夫です。「分からないので教えてください。」「ちょっと曖昧なので、聞いてもいいですか。」「合っていると思うんですけど、自信ないので見てもらえますか。」どれも立派な質問です。普段、敬語を使い慣れていない人は、「先生、ここ合ってるー?」や「先生、これ微妙なんだけど、これでいいの?」などでも、最初は良いでしょう。言葉遣いを気にしてしまって話しかけられなくなるくらいなら、いつもの自分で思い切って話しかけた方がずっと良いです。もしもそれで、言葉遣いを注意されたら、その時に、直せば良いことです。言葉遣いの指導も先生の仕事ですから、言葉遣いが悪いからといって評価を下げられるようなことは、ありません。寧(むし)ろ、注意されたことを直すと、それだけ印象も良くなります。

提出物

・丁寧に仕上げてある。(意外と大切です。)
・全て期限内に提出してある。(出していないものがあるのは論外です。)

テスト

・平均点+20点
・実技教科は、技能点、作品点がありますので、どの教科も「上達しよう」「良いものに仕上げよう」といった意識と、そうなるよう工夫をすることが大切です。最初からできれば苦労しませんが、なかなか思うようにいかないものもあると思いますので、そんな時は良いチャンスなので、先生に相談しましょう!

9教科全てに渡って、この「授業態度、提出物、テストの点数」の全部を意識します。もともと得意な教科で最初から4や5の場合には、そこまで意識しなくて大丈夫ですので、そういった教科がいくつかある場合は、残りのまだ4になっていない教科でこれらのことを意識します。

どうしても苦手な教科は得意教科でカバーする

さて、そうは言っても、どうしても苦手な教科で4が難しいという場合があります。どんなに努力しても3(時には2)が精一杯という場合です。実技教科の場合は、どんなに筆記試験が良くても、技能点や作品点があり、音程が取れない、速く走れない、手先が不器用など、教えられても直ぐにできるようにならないこともあります。中学生はまだまだ成長途中ですから、コツコツと続ければ、いつかはできるようになるかもしれませんが、評価される期間の取り組みだけでは仕方のないところもあります。その場合は、他の教科でいくつか5を取らなくてはなりません。5を取ろうと思うと、かなり大変です。目安としては、テストであれば平均点+30点で、順位としては、(今は相対評価の時代ではありませんので、あくまで目安として)上位7%以内というのが挙げられます。実技教科で得意科目があれば、そこで5を取りたいところです。ただし、どの教科にも言えることですが「5でないとイヤ」「5が当たり前」という人がいます。具体的には、運動が得意で「体育だけは絶対に5」とか、小さい頃から英語を習っていて「英語だけは5じゃないとイヤ」といった感じです。ですから、「5が取れたら良いな~」くらいの気持ちの人と「何が何でも5!」と思っている人とでは、1回いっかいの授業から最後のテストまで姿勢にかなりの差があります。4を5に上げるためには、テスト勉強の質も変わってきます。

内申点を4にするための勉強法としては、学校のワークを繰り返し解いて、「解けない問題はない」という状態にすることがお勧めでした。この状態でテストを受ければ、ケアレスミスがあったり、難しい応用問題が解けなかったりで何点か落として、だいたい平均点+20点くらいになります。しかし、5にするためには、平均点+30点ですから、毎回90点以上を取り続けることになります。この点数を維持するためには、記述問題の対策や、難しい応用問題の対策が必要になってきて、120~150点分の準備をする感覚になります。「こんなの出るかな?細かいことだけど、テスト範囲だからちゃんと押さえておこう!」という感じで、教科書や資料集など、範囲の隅々まで確認し、入試レベルの難問まで解けるようにしておきます。

苦手な教科があり、その教科でどうしても4が取れそうにない場合は、このように得意教科の準備と対策をしっかりとやって、5を取ることで、トータルで36を超えるように取り組んでいくことがお勧めです。

すべては春からの継続

そして、大切なことは、春から継続して取り組むことです。他の記事でも書きましたが、1回良くても、その他が平均点くらいだと3になってしまいます。春からコツコツと取り組んでいくことで、最後に一気に3~5上がることがよくあります。これは、その直前のテストだけ良かったわけではなく、元々は平均点が取れるか取れないかくらいだったとしても、それをまずは平均点+10点、次に+15点、そして+20点と徐々に上げていって、提出物や授業態度も改善してしていって、1年かけてやっと4になるといった感じです。これは5を目指す時も同じで、上がったり下がったりがあったとしても、とにかく継続していくことで平均点+30点を取れるように実力をつけていきます。

当塾でも、生徒一人ひとりと、どの教科を4にするのか、どの教科を5にするのか、その時に、テストでは何点以上を目指すのか、普段の提出物や授業態度はきっちりとできているのか、など細かいところまで個別に話し合いながら取り組んでいます。